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~平成29年度 文部科学省 委託事業~ 「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」成果報告書の公開

2019年02月13日

学校法人 河合塾

学校法人河合塾では、平成29年度文部科学省からの委託事業について、その成果報告書が下記の文部科学省ホームページにて公開されましたのでご報告いたします。

社会のグローバル化は、さまざまな形で進む中、近年各大学では、新しい国際系学部の設置や、海外留学を必修とする学部・学科の新設を活発化させています。河合塾では、平成28年度に「グローバル社会に対応した大学教育調査」を初めて実施しました。そして平成29年度に受託した本委託事業では、前調査の成果と、日本学生支援機構が日本人留学生に行ったアンケート調査の結果をもとに、教育効果の高い海外留学・海外プログラムを追求すべく調査研究に取り組みました。成果報告書は、アンケートの集計・分析結果と、実際に大学へ赴いてヒアリングした16大学・プログラムの詳細、さらに、実際にその海外留学に参加した学生のインタビューも掲載した、全393ページにわたるものです。

平成29年度 文部科学省 委託事業「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」の成果報告書の概要

1.海外留学の仕組み
留学前に、事前研修、オリエンテーションそしてインターンシップなどに取り組んだ学生ほど、海外留学への満足度は高い。また海外留学が、教育目標・カリキュラム設計と整合的であることが重要である。
2.海外留学を通じた学生の成長
自己評価による留学前後での能力は、短期や長期といった留学期間にかかわらず伸びることが示されたが、そのことが必ずしも当該海外プログラムの優劣を示すものではない。
3.奨学金の重要性
奨学金などの経済的負担の軽減が、学生の海外留学への関心をひきつけている一方で、奨学金がなければ、海外留学をする学生が半減する可能性がある。
4.長期留学者数を増やすには
短期海外留学への参加を契機として、長期留学に促すよう設計することは有効である。
5.Internationalization at home
グローバル社会に対応できる人材の育成には、海外留学への参加を促すだけでなく、キャンパスそのもののグローバル化も活用できる。


報道関係者向け取材お申し込み・お問い合わせ先

河合塾 教育研究部 中條・野吾・赤塚・伊藤 TEL 03-6811-5531
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