共通テスト本番の問題にチャレンジした高1・2生へのアンケート調査 「共通テストのための特別な対策が必要」「1年後の本番が不安に」との声が多数
2021年02月16日
学校法人 河合塾
学校法人河合塾は、1月中旬に実施した「大学入学共通テストチャレンジ」(大学入学共通テストの本番と同じ問題にチャレンジするオンラインイベント)に参加した全国の高1・2生を対象に、アンケート調査を実施しました(1,046名の有効回答)。
今年度初めて導入された「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」にチャレンジした感触や、昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大についての進路や志望大学への影響について聞きました。
共通テストにチャレンジして感じたのは「1年後(2年後)の本番が不安になった」が最多
Q.大学入学共通テストにチャレンジして感じたことを教えてください
「大学入学共通テストにチャレンジして感じたことを教えてください」の問いに対して、最も多かったのが「1年後(2年後)の本番が不安になった」との回答で63.4%でした。続いて「時間が足りなかった」「思っていたよりも難しかった」が多い結果となりました。初めて導入された大学入学共通テストがどんなものなのか、その感触が得られたと同時に、実感を伴った形での不安を感じている様子がうかがえます。
また、「共通テストのための特別な対策が必要だと感じた」という回答が42.5%と、「これまで通りの学習をすれば本番には間に合うと感じた」の13.5%を大きく上回る結果となりました。複数の資料や図式を組み合わせて解くなど、思考力・判断力・表現力を問うような新傾向の問題があることも影響していると考えられます。高1・2生は今回チャレンジしてみたことで、これらに対する「特別な対策」の必要性を感じたようです。
新型コロナウイルスの感染拡大は「志望大学や進路には影響しない」が約9割
Q.新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、ご自身の志望大学や学部、進路などに影響はありますか
アンケートでは、昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響に関しても聞いてみました。感染拡大を受けて「ご自身の志望大学や学部、進路などに影響はありますか?ある場合は、どんな影響ですか?」の問いに対しては、「影響はない」との回答が88.2%と実に9割近くを占めました。
2020年度の高3生・高卒生対象の模擬試験では、特に私立大志望者においてやや地元志向が高まる傾向が見られたこともあり、志望大学・学部や進路への影響を懸念していましたが、今回対象となっている高1・2生については、コロナの影響で自分の進路や志望大学・学部を変えたりはしないという、強い意志が垣間見える結果となりました。
今年初めて導入された「大学入学共通テスト」。チャレンジした高1・2生のアンケート見ると、生徒たちは不安を感じている一方で、実際の問題を解いてみたことで感触をつかみ、来る本番へ向けて前向きに取り組もうとしている様子がうかがえます。また、収束が見えないコロナ禍にあっても、それに振り回されるのではなく、自分のめざす進路や志望を貫き、そこへ向けて頑張ろうとする力強い姿が見える結果となりました。
河合塾では、共通テストの徹底分析に基づいた対策講座や模試を提供していくことはもちろん、最新の入試情報や対策法などをわかりやすくWebサイトやイベントなどでお届けしていきます。ぜひご活用ください。
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