河合塾グループ、ウズベキスタンに日本型学力検定テストを展開 ～（株）KEIアドバンスの提案がJICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択～

この状況を受け、KEIアドバンスでは、まず数学を対象に同国首都タシケント市を中心に学力検定テストのモデル導入に向けて普及・実証・ビジネス化事業を行います。事業全体を統轄するKEIアドバンスと作問・成績分析面で協働する河合塾グループの（株）ハピラル・テストソリューションズを中心に、問題作成から試験運営、終了後の成績分析や学習指導に至るまで、年間のべ300万人が受験する「全統模試」で培った河合塾グループのノウハウをフルに生かし、日本型学力検定テストの普及・定着をめざします。

受験結果は生徒・保護者に加え、同国国民教育省にフィードバックし、教育改善課題の対応策提言といったBtoGの施策も行い、テストを起点とした日本型教育エコシステムの普及に繋げます。特に「全統模試」のような日本型学力検定テストは、英語資格試験などに代表される海外の検定テストと比べ、テストの結果分析（個人・学校単位）や振り返り学習の習慣づけが重視されるため、同国のめざす国全体の学力底上げにも親和性が高く、適していると考えられます。

KEIアドバンスでは、本事業を通して、ウズベキスタン共和国の学力向上・人材育成に貢献するとともに、学力検定テストを起点とした日本型教育エコシステムを同国に普及させ、両国経済の活性化や両国間の関係強化そしてSDGsの達成にむけ努力して参ります。


【本事業の提案内容】
１．対象国・地域
ウズベキスタン共和国　首都タシケント市中心

２．提案事業の概要
日本型学力検定テストモデル（数学）の導入に関する普及・実証・ビジネス化事業。
本事業後に民間ビジネスで行う学力検定テストで世界レベルの学力評価基準を検討。その結果にて、各生徒に合った効率的な指導により、勉強意欲及び大学進学率の向上で当該国の学力底上げ、高度人材育成による経済発展への貢献をめざす

３．提案ビジネスを通じて貢献を目指すSDGsゴール
「４」　：教育：全国レベルでの学力調査で義務教育での学力把握と学力向上での課題解決
「８」　：経済成長・雇用：地方地域レベルでの教育レベル底上げにより経済の活性化とビジネス発展へ
「１０」：格差是正：テスト実施での地域、学校、学年間の学力把握で各格差可視化と是正

４．実施予定期間
2021年8月～2023年11月（2年3カ月間）

［KEIアドバンスについて］
教育を柱に、大学をはじめとする教育機関の広報活動を支援し、学び続ける人の生涯価値の向上に貢献することをめざし、大学を対象とした広報支援や入試業務支援、教学支援ソリューションを展開するほか、大学生・社会人を対象に進学＆就職をサポートする予備校「河合塾KALS」を運営しています。

• KEIアドバンスホームページ