「ものごとの決め方」を学び、その先の人生を豊かに! ―納得のいく進路選択ができる進路探究プログラムー 『ミライの選択』が2022年度グッドデザイン賞受賞
2022年10月07日
学校法人 河合塾
学校法人河合塾(本部:愛知県名古屋市 理事長:河合英樹)が 全国の高等学校に展開する河合塾未来研究プログラム『ミライの選択』が、2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。高校生が自身のこだわりや価値観を大切にした進路選択ができるように設計し、生涯にわたって活用できる「ものごとの決め方」を学べるプログラムです。学校の進路探究・キャリア教育のカリキュラムとして展開されています。
グッドデザイン賞受賞『ミライの選択』とは?
今回受賞した『ミライの選択』は、河合塾が展開する「未来」を学びの素材とした進路探究の学習プログラム(河合塾未来研究プログラム)の1つとして開発しました。
高校生が必ず経験する「進路選択」にスポットを当て、「ものごとの決め方(意思決定の方法)」を体系的に学べるプログラムです。教材を使い「決め方」の基本を学ぶと同時に、クラスメイトや教師との対話を通して、自身の価値観や判断基準を明確にし、納得感のある「進路選択」につなげます。
2020年のリリース以来、6,500人以上の高校生が受講。この場で身につけた「ものごとの決め方」は、将来のさまざまな決断の場で活用でき、予測困難な時代においても人生を豊かにすることにつながります。また、クラスメイトと対話しながら進路選択に向き合うことで、多様な価値観を尊重する機会にもなります。
今回、グッドデザイン賞では「高校生の進路選択における思考方法をメソッド化し、生徒が取り組みやすく教師が実施しやすいシステムに落とし込んだ」点を高く評価いただきました。
河合塾は、今後も生徒の幅広い学びと、将来の自己実現を支援してまいります。
■『ミライの選択』概要
対象|全国の高等学校・中高一貫校
内容|高校生の進路選択をテーマに意思決定の基本を学ぶプログラム。生徒向け教材、教員向け指導マニュアルの提供、ワークショップの実施、教員向け研修など。
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『ミライの選択』こだわりの教材・ツールキット。カードやワークシートで自身の思考プロセスを可視化できるようにデザイン。
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周囲との対話を通して価値観や判断基準に新たな気付きを得る
グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント
成人年齢が18歳に引き下げられた現在は、高校生が意思決定の思考力を養うことの重要さが増している。
しかし高校の教育では、意思決定の思考方法を体系立てて教えていない、または教えられないという現状を踏まえて、大学の進路決定における思考方法をメソッド化し、生徒が取り組みやすく教師が実施しやすいシステムに落とし込んだ成果は大きい。可視化できるツールがあることで保護者の理解を得やすくしている点も良い。学校の外から受験生の進路決定の状況を見つめる中で、課題を発見し、取り組みやすい仕組みやツールの開発・実践普及を行なう一連の活動は、まさにデザイン的だ。
高校生がミライの選択の体験を通して、論理的に体系立てて思考して自分の意思を決定する価値を理解したら、その後の人生の様々な場面の意思決定にも影響を及ぼし、小さな成功体験を重ねて芯のある大人になっていくプロセスを想像した。
■グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
■受賞コメント:アセスメント事業推進部部長 下松淳子(キャリアコンサルタント)
河合塾グループは毎年10万人以上の生徒の第一志望合格を支援し、時代ごとの変化を見つめてきました。
昨今では、高校時代の進路選択や受験先選定も多様で複雑となり、溢れるぐらいの情報があります。生徒が『ミライの選択』を通じて意思決定を学ぶことで、情報を精査し、より納得のいく進路の決定ができるようにと願っています。
また、一人ひとりが異なる未来を探索し、自己実現していく時代です。生徒の生活やキャリアの転機(トランジション)は、今の自分に新しい自分をトッピングし新たな選択肢を創造するチャンスにもなります。
『ミライの選択』はそのチャンスをつかむためのツールキットとして、生徒一人ひとりの自己決定と人生におけるウェルビーイングの実現を目指しています。
今後も、河合塾グループ総力を尽くし、本プログラムを磨きあげ、多くの生徒に届けていきます。
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アセスメント事業推進部部長 下松淳子(キャリアコンサルタント)
『ミライの選択』プログラムの特長
コンセプト動画より、開発に至った背景。アンケート調査では、高校時代に「決め方」を学んだ生徒はわずか13%だった。
■意思決定に必要な「決め方、判断基準、選択肢」を組み合わせ、思考フレームを用いて理解を深める学習体験!
部活動など学校生活でよくあるテーマをケーススタディに、楽しみながら意思決定を学習できるようにデザイン。
■周囲と意見を交わしながら学ぶことで、視野の広がりが持て、自身の価値観と判断基準が明確に!
「探究」の授業や「キャリア指導」の現場で活用。クラスメイトや教員との対話を通じて、対話的・主体的に学ぶことで、自身の価値観や判断基準を深堀り。
■生徒の思考プロセスを可視化した成果物が保護者や教員との対話を誘発し、挑戦と応援の循環をサポート!
成果物として意思決定プロセスを可視化した「総合評価表」を作成、保護者や教員との対話のきっかけに。
■ファシリテーションガイドと動画で教員の負担を軽減!
学校・教室ごとに柔軟に対応できるよう8〜14コマの授業案と動画、スライド等のカスタマイズ可能なツールを開発し、教員負担を軽減。
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