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大学入試での多面的・総合的評価による高大接続の展望や事例を知ることができる! 「大学入学者選抜改革セミナー」アーカイブ動画配信のご案内

2024年10月11日

学校法人 河合塾

学校法人河合塾は、10月11日(金)より「第6回 大学入学者選抜改革セミナー」(9/11にオンラインで開催)のアーカイブ動画の配信を、教育関係者のための情報サイト「Kei-net Plus」にて開始しました。本セミナー動画では大学入試における多面的・総合的評価による高大接続の展望についての講演と、入学者選抜における事例の紹介などをご覧いただけます。また、過去に実施した第1回~第5回までの講演も併せて視聴可能です。

■多面的・総合的評価の最新事情と展望は?

9月11日(水)に開催された第6回のセミナーでは佐賀大学 アドミッションセンター長の西郡 大教授による基調講演と、河合塾が大学向けに提供する、大学入試で受験生の多面的評価を支援する「J-Bridge System」を活用した入学者選抜の事例紹介を行いました。基調講演では、「多面的・総合的評価による高大接続の展望」として、多面的・総合的評価の必要性、入試制度の設計方法、多面的評価の効果検証と今後の高大接続の展望などについてお話しいただきました。

入試での多面的評価が広がる中、その効果的な実施・活用方法を知ることができる講演をぜひご覧ください。

■「第6回 大学入学者選抜改革セミナー」アーカイブ動画概要

●配信動画:
基調講演「多面的・総合的評価による高大接続の展望」
佐賀大学 アドミッションセンター長 西郡 大 教授
(動画時間:30分30秒)

①「多面的・総合的評価」が必要になる理由
・大学でのカリキュラムやアドミッションポリシーの多様化により入試で多面的評価が必要とされるようになった。

②総合型選抜の拡充
・総合型選抜を導入する大学は国公私立いずれにおいても大きく増加しているが、評価観点の設計、業務時間の負担の大きさ、評価結果の点数化の難しさが導入課題となっている。

③入試制度設計(佐賀大学での事例)
・一部の入試では佐賀大学版CBTを開発し、ペーパーテストでは評価することが難しい「能力・資質」を評価している。
・年内入試合格者へのアンケート結果をもとに入学前教育のプログラムを開発し、2025年度から一部の学部で導入を実施予定。

④多面的評価の効果検証
・多面的評価は、単に入試区分ごとにGPAなどの学業成績だけで比較検証するのではなく、多様な成果指標から適切なものを選択して評価するべきである。
・佐賀大学では一般選抜で任意申請の書類審査を行う「特色加点制度」を実施しており、申請して入学した学生は1年終了時のGPAが高く、自立性やリーダーシップの項目でも優れているという結果がでている。

⑤高大接続の展望(志願者集団の育成)
・志願者減少の中で質の高い学生を獲得するには大学にとって獲得したい人材を含む志願者集団を形成することが重要であり、「志願者を集める」から「志願者を育てる」という発想への転換が必要。
・大学間で共有できるような高校生向けのプログラムを各大学が提供し、その実績・活動をそれらのいずれの大学も入試で評価するような仕組みづくりができれば理想的である。


●URL:下記「動画視聴サイトはこちら」をクリックしてください。
※2022年6月~2024年4月に開催しました、第1回~第5回のセミナー動画も視聴可能です。
・第1回:「大学入試における多面 的評価の必要性と入試データのIRでの活用」
・第2回:「大学入学者選抜における多面的・総合的評価:どのように考え、どのように向き合うか」
・第3回:「教育をつなぐ大学入学者選抜での多面的評価の必要性」
・第4回:「大学教育につながる多面的評価の実践」
・第5回:「大学入試における多面的・総合的評価の意義と実践、その先にあるもの」

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学校法人 河合塾 経営戦略推進室 広報センター

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