河合塾グループ編集書籍もし「未来」という教科があったなら~学校に「未来」という視点を取り入れてみた~
もし「未来」という教科があったなら~学校に「未来」という視点を取り入れてみた~
中学や高校に“もし「未来」という教科(科目)があったなら”とのシンプルな問いに、19名の識者からの寄稿をまとめました。
part1では「未来」という教科を考えるうえで、歴史・デザイン・科学技術の第一線の3人に寄稿いただき、part2では「未来」を見据えた学びをすでにさまざまな場で実践している方々からの報告を取り上げます。そしてpart3では、「未来」という言葉に落ち着いて向き合うためのヒントを教育の専門家からいただきます。
編者: 未来科準備室
発行元: 学事出版
定価: 1,800円+税
発刊: 2020年12月5日
Contents ※所属・役職は刊行当時
part1 未来を考えるとはどういうことか-教育の外側で語られている「未来」に目を向ける
- AIと超長期の歴史把握の視点から考える「未来」/広井良典 京都大学こころの未来研究センター教授
- 未来の希望を創る学び/佐宗邦威 株式会社BIOTOPE代表
- 未来のことを考える/石黒浩 大阪大学大学院基礎工学研究科教授
part2 未来を見据えた学び方-学校内外での様々な試み
- 学校を飛び出した先生が学校を巻き込む/前田健志 合同会社楽しい学校コンサルタントSecond代表
- すべての生徒の「未来」を考える/望月未希 東京都立王子総合高等学校主幹教諭
- 「未来」の評価のあり方/市川力 一般社団法人みつかる+わかる代表理事
- 探究活動から考える未来/飯野均 聖心学園中等教育学校教諭
- 「未来」の修学旅行を展望する/米田謙三 関西学院千里国際中等部・高等部教諭
- 「未来」の学校行事を展望する/中川隆義 株式会社みずほ銀行名古屋中央法人部長
- 未来につなげる「合格後」の学び/船越日出映 香蘭女学校中等科・高等科教頭
- 受験に「未来」は効くのか/山口大輔 学校法人河合塾 アセスメント事業推進部
- 生徒たちが創りたい「未来」を実現するために/太田環 日本イノベーション教育ネットワーク 協力OECD
コラム1 「安全基地」のような未来の学校/沼田翔二朗 NPO法人DNA代表理事
コラム2 資質・能力を育む「日常のキャリア教育」/一蝶亮 学校法人桐蔭学園教諭
コラム3 未来とテーラーメイド教育/西成活裕 東京大学先端科学技術研究センター教授
コラム4 未来の入試ー競争から共創へー/白水始 国立教育政策研究所初等中等教育研究部総括研究官
part3 未来と学校教育-「未来」という言葉に落ち着いて向き合うために
- 未来を見据えた学校づくりとは/日野田直彦 武蔵野大学中学校・高等学校校長/武蔵野大学附属千代田高等学院校長
- 常に「理念」を共有し、「未来」を拓く/吉野明 大妻多摩中学高等学校アドバイザー・前鴎友学園女子中学高等学校長
- 「未来形の学び」の落とし穴と「未来を創る学び」への視点/石井英真 京都大学大学院教育学研究科准教授
編者紹介 ※所属・役職は刊行当時
未来科準備室
将来、本当に「未来」という教科(科目)ができたとしたら、どんな学校になるかを妄想中。
名称は現在も各高校にある教科の準備室。例えば、英語科準備室や物理科準備室などをイメージ。
「未来」という教科ができた暁には、日本中の学校に「未来科準備室」ができる?今後は、イベントや続編の出版を準備中。
メンバープロフィール
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山本尚毅
学校法人河合塾 アセスメント事業推進部 未来研究プログラム担当
1983年生。2015年に入塾し、未来研究プログラムを担当。中高生向けの未来洞察や、進路の意思決定プログラムを開発・実践。 -
二井豪
学事出版・出版部 月刊「高校教育」編集室
1976年生。「月刊高校教育」編集担当として、15年近くに渡り、月刊誌及び高校教育関係書籍を編集。 -
山本康二
学校法人河合塾 教育研究開発部 部長
1960年生。河合塾歴37年、生徒の成長を第一に考え、その時々の新たな価値に首を突っ込み、繋ぎ、創りあげる。